アイデアのイメージ
SNSツールを利用する人
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アイデアには一攫千金のチャンスが潜んでいます。
少しの資金と良いアイデア、そして行動力さえあれば、数人で始めたサービスが全世界で利用されることも珍しくありません。
とくに1995年のインターネット元年からはネットを使うことによって、今までよりもさらにサービスの展開が容易になりました。
インターネットビジネスはネット環境さえあればビジネスを開始できます。
2000年以降の世界的な巨大企業はネット発のものが非常に多いです。

SNS(SocialNetworkService)は特に巨大企業を生んでいるサービスと言えるでしょう。
代表的なものにTwitterとFacebookがあります。
どちらも日本で馴染みのあるサービスです。
SNSは人と人を技術によってつなげるサービスだと要約できます。
ただ、TwitterとFacebookはそれぞれ強みが違うので、この2つのサービスを比較しながら、いかにして成功を収めたのか解説しましょう。

ブログを書く女性 Twitterは昔、SNSではなくミニブログと呼ばれていました。
ブログと言うと日記をインターネット上に公開できるサービスですが、Twitterはその簡易版として考えられます。
しかし、大きく違うところは文字数の制限があったことです。
Twitterには1投稿につき、140文字までしか書けません。
TwitterはSMS(ショートメッセージサービス)の技術を参考にしたもので、SMSには文字数の制限がありました。
しかし、その制限が投稿の気楽さを生み、今までブログを書いたのことのない人を集めて成功を収めます。

ブログを書くには起承転結を考えたり、長い文章を書いたりするのは敷居が高いものでしたが、140字という制限がそれを容易にしました。
Twitterは現在、日本国内だけでも数千万の利用者を抱える大きなサービスとなります。
まさに技術的な限界をチャンスに変えた例だと言えるでしょう。

Twitterの強みにはもうひとつの要素があり、これはネット文化を大きく変えたとも言われます。
それがストックからフローへの変更です。
ストックは情報の蓄積を意味し、フローは情報が流れていくことを意味します。

Twitterは投稿がタイムラインに表示されますが、すぐに下に流れていきます。
多くの人をフォローしていればどんどんと新しい情報が流れてくるでしょう。
これをフローといい、情報が蓄積せず流れていくことを示しています。
これまでのインターネット技術はネット検索やブログに代表されるように、情報を図書館のようにアーカイブ化し、どんどんとためていくことが推奨されていました。
それをTwitterは流れるように設計し、ネットのトレンドを変えたと言われています。

SNSというサービスはすごい!

SNSのイラスト Facebookはどうでしょうか。
FacebookはTwitterと同じアメリカの企業が開発したサービスです。
このサービスを題材とした映画も公開されて大ヒットします。
開発者は当時大学生だった学生集団で、彼らは今では巨万の富を得ています。

SNSのなかでも、Facebookは実名のコミュニティを対象にして展開していますが、実はこのサービスが開始する頃にはすでに別のサービスが覇権を握っていました。
別サービスは敗れ、Facebookが成功した理由は3つあると考えられます。

まず、Facebookのセンスの良さが挙げられます。
「Facebookは完成しない、ファッションに終わりがないように」というのは創業者の有名な名言ですが、Facebookは他のサービスに比べて特に流行や新しいことにこだわったサービスです。
Facebookは高学歴の大学生を中心に人気に火が付きましたが、そうしたビジネスモデルも関係しているのかもしれません。
Facebookに比べるとすでにあったサービスは古いものに見えました。

次に、充実した回線の強度が挙げられます。
SNSは「SNS依存」と呼ばれるほどヘビーユーザーを生んでいるビジネスモデルですが、それは利用者が一日に何度もアクセスすることを意味します。
その性質上、ネット接続の安定さはとくに重要な指標です。
古いサービスは回線が安定せずすぐサーバー落ちするここともあって徐々に利用者を減らしてしまったのに対し、Facebookは非常に安定したサービスを提供したことでSNS界の王者とも呼ばれる存在になりました。

最後に、Facebookが新たなデファクトスタンダード(事実上の標準)になったことは大きいでしょう。
FacebookはSNSサービスとして始まりましたが、今では人と人をつなげるだけでなく、アプリを制作したりゲームを開発したりと、SNSと組み合わせて展開している製品は非常に多いです。
いくつものサービスを組み合わせてまとめあげる、巨大なプラットフォームになることでより大きな成功を収めたと考えられます。
もはやFacebookはサービスというよりも、このサービスを中心にして多くのものが組み合わさり、ひとつの生態系のようにもなりました。
インターネット元年から10年足らずで世界的な大企業まで成長した2つのSNSサービス、やはり成功の過程を見ると大切なのはアイデアだということが分かります。